
「周りを見てからドアを開けて」と言う彼を疑った私が、玄関で知った本当の理由
コラム
彼が守っていたもの
「私のこと、そんなに隠したいの」
声が尖るのが自分でも分かりました。彼は首を横に振り、初めて過去の話をしました。
「隠したいんじゃない。君を、前と同じ目に遭わせたくなかったんだ」
以前お付き合いしていた人が、あの住人に名前や勤め先を聞き出され、撮られた写真をご近所に見せて回られたこと。その人が人目を気にして外を歩けなくなり、彼のもとを離れていったこと。靴の箱も、あの言葉も、全部その後に始めた習慣だと知りました。
そして...
彼は今、2人で住むための部屋を探しています。候補の物件の内見の帰り道、彼は初めて、駅から部屋まで私と並んで歩きました。玄関に、靴の箱はもう要りません。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























