
友人の手作りプレゼントを使えなかった理由を、私はずっと言えずにいた
コラム
打ち明けた日
数日後、私から友人をカフェに誘いました。注文した飲み物に手をつける前に、ポーチを縮ませた失敗を話しました。
「前にもらったポーチ、洗濯で縮ませたこと、ずっと言えなくて」
友人は話を遮らず、最後まで聞いてくれました。
「使って古びた方が、私は嬉しいよ」
マフラーを開けたあと、色の合わせ方にも迷ったことまでは話せませんでした。あの場で伝えられたのは、長く隠していたポーチだけです。
そして...
帰宅してからマフラーを巻き、鏡の前に立ちました。合わせにくいと思っていた色は、実際に巻いてみると案外悪くありません。写真を撮って友人へ送ると、すぐに返事が届きました。
次に会う日は、縮んだポーチを持っていくつもりです。色の話をするかは、まだ決めていません。ただ、使わない理由を作るために、マフラーを紙袋へ戻すことだけはやめました。
(30代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























