彼女が毎週買う同じミルクティーを半年飲み続けた俺が、言えずにいたこと

コラム

「本当は、何が好きなの」

数日後、冷蔵庫の前に立っていた彼女が振り返って聞きました。「本当は、何が好きなの」。ごまかす答えなら半年分持っていました。でも、彼女はまっすぐ俺の返事を待っていました。「実はこれ、あんまり得意じゃないんだ」。言ってから、続けました。「君の好きな物だと思ってた」。彼女は驚いた顔をして、それから、あの銘柄が誰の好物だったのかを話してくれました。半年の間、冷蔵庫の中で行き違っていたのは、たった1本の飲み物でした。

そして...

次の買い出しには2人で行き、俺は炭酸水を、彼女は初めて選ぶ果実のジュースをかごに入れました。帰って扉を開けると、種類の違う2本が並んでいました。好みを口に出せば、それだけで済む話でした。半年間、言わずに合わせ続ける必要はなかったのだと、今は思っています。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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