
「息子とは別れてほしいの」夫のいない台所で義母が突然そう言った→帰りの車で、夫が口にした思いがけない一言
コラム
帰りの車で、夫が口にした一言
帰りの車の中で、台所でのことを夫に話しました。3年通い続けた結果が、あの言葉なのか。そう口にすると、自分でも分かるほど早口になっていました。
夫はしばらくウインカーの音だけを鳴らしてから、前を見たまま言いました。
「怒られてるのは、俺のほうなんだよ」
何のことか分からず聞き返しても、夫は「母さんから電話があってさ」と言ったきり、ハンドルを握り直しました。
「じゃあ、どうして私に別れてなんて言うの」
そう聞いても、夫は黙ったまま、信号が変わるのを待っていました。続きを待つうちに車は高速に乗り、その先の言葉は聞けないままになりました。
取り上げられた皿も、夫に向けられた視線も。冷たいと思っていた態度の裏に、私の知らない何かがあるのかもしれない。そう思うと、食卓で聞いた「お正月は、たまにはご実家に帰ったら?」が、違う響きで耳に残りました。
そして...
家に着いてから、義母に送るメッセージを何度も打ち直しました。謝るのもお礼を言うのも違う気がして、残ったのは短いメッセージです。
「お正月は、先に実家へ顔を出してから伺ってもいいですか」
返信はすぐに届きました。
「もちろんよ。ゆっくりしてらっしゃい」
隣に座った夫が「次は俺が洗うから」と言いました。手帳の年末のページには、3年ぶりに「実家」と書き込みました。
それでも、義母がなぜ「別れてほしい」とまで言ったのか。その理由は、まだ聞けずにいました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























