
「彼氏いるのかな」を本人に誤送信した俺が、彼女に返事をする前に連絡した相手
コラム
彼女より先に送ったメッセージ
次の駅のホームで、ベンチに座って先に後輩とのチャットを開きました。
「ごめん、俺も気になってる人なんだ。自分で聞くことにした」
返事は思ったより早く来ました。
「え、そうだったんすか。先輩ずるいっすよ」
続けて、「了解っす」とだけ。責められなかったことに、かえって申し訳なさが残りました。
それを読んでから、彼女とのチャットに戻りました。30分ほど待たせてしまった計算です。
「そっか。それ、今度ごはん行ったときに話してもいい?」
少しして、「いいよ、行こう」という返事が届きました。ホームのベンチで、画面を見たまま電車を1本見送りました。
そして...
あれから、彼女とは何度も食事に行っています。最初の店で、あの1通の宛先も後輩の話も正直に打ち明けました。彼女は「そういうことだったんだ」と笑って、相談相手の同期の名前を聞くと、さらに笑っていました。
後輩とは、あの件をきっかけに、前より話すことが増えました。今では社食で隣に座るたび、「で、次はいつ行くんすか」と聞いてきます。
彼女とのチャットには、行った店の名前がいくつも並ぶようになりました。そろそろ、同期として誘うのは終わりにしたい。次の店を予約しながら、帰り道に伝える言葉を考えています。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)





























