
紅葉デートを3回連続で当日キャンセルした彼に「ほんとに体調悪いの?」と送ったら、長い沈黙が続いた
コラム
既読のあとの長い沈黙
既読はすぐにつきました。けれど、返信はなかなか届きません。今頃、布団の中でこの画面を見ているのだろうか。玄関に置いたままのリュックを、ただ眺めていました。
本当に体調が悪い人が、3回とも出かける日の朝にだけ、同じ文面を送ってくるものでしょうか。疑いたくはないのに、画面に残る「体調悪くて」の文字から目が離せませんでした。
1回目に送った「お大事に」を、彼はどんな顔で読んだのだろう。山のページをもう一度開くと、見ごろ終盤の表示はそのままでした。
リュックの中には、今日も2人分のおにぎりが入っています。朝早く起きて、具を変えて握ったものです。
そして...
玄関のリュックを手に取ることも、片づけることもできないまま、時間だけが過ぎていきました。
手の中のスマホが短く震えて、画面の上に彼の名前が出ました。通知を開こうとした指が、そこで止まりました。
この通知を開けば、3回分の答えが書いてあるのかもしれません。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























