
妻のハロウィンの予定に口を出した俺が、たたまれた洗濯物を見て気づいたこと
コラム
妻が出かけた日の掃除機
妻が友人と出かけた日、家に残って掃除機を出しました。廊下の端から、ため込んでいた分をまとめてかけていくことにしたのです。
妻のお金は、妻がパートで働いて得たものです。それを「俺の金」のように言ったのは、稼ぎが多いぶん、家の中で自分のほうが上だと思いたかったからかもしれません。父が母に向けていたのも、同じ気持ちだったのだろうと思います。
掃除機の音の中で、謝る言葉を何度か考えました。けれど、どれも言い訳が先に来て、しっくりきませんでした。
そして...
玄関の開く音がして、リビングから廊下へ出ました。
「おかえり。どうだった?」
「おいしかったよ」
妻の答えは短いものでした。「そっか」とだけ返して、俺はうなずきました。
用意していた謝る言葉は、結局まだ口にできていません。今は掃除機を、ため込む前にかけるようにしています。妻があの言葉をどう受け止めたままなのかは、まだ聞けていません。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)





























