
毎月の「笑」は、理由を聞かれないためだった。友人に3万を借り続けた私の事情
コラム
届いたのは振込通知ではなく、1通の短い返信でした。そこに書かれた「いろんな人」の意味に気づいたとき、私は打ちかけた説明を1つずつ消していきます。
カード会社から届いた引き落とし日のお知らせを閉じて、友人とのチャットを開きました。慣れた手つきで打ち込んだのは、「今月ピンチだから3万貸して!笑」。いつもならすぐに届く「いいよ」が、その日はなかなか返ってきませんでした。
給料日より数日早い引き落とし
1人暮らしを始めるとき、ソファやベッドをまとめてカードの分割払いで買いました。友人を呼んでも恥ずかしくない部屋にしたかったのです。
ところが、引き落とし日は毎月、給料日より数日早く来ました。口座の残高が足りないのは、その数日間だけ。給料日に返せば迷惑はかからないと、自分に言い聞かせていました。
給料日には入金と一緒に「返したよ!助かった〜」と送り、それで貸し借りは終わったつもりでいました。
文面の最後に「笑」を付けたのは、重たい話だと思われたくなかったからです。理由を聞かれたら、見栄で買った家具の話をしなければなりませんでした。
断らない友人に頼り続けた
最初に頼んだのは、ゼミで一緒だった友達でした。あっさり断られ、次に頼んだもう1人の友達は1回だけ貸してくれたものの、それきり頼みづらくなりました。
でも、あの友人だけは、いつも「いいよ」とすぐに返してくれました。その早さに、甘えていたのだと思います。
SNSに上げていたパフェは、先輩に誕生日祝いでごちそうになったもの。遠出の写真は社員旅行です。自分で払った外食は、ほとんどありませんでした。ただ、楽しそうな場面だけを選んで載せていたのは事実です。
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「いろんな人」が指していたもの




























