元カノの花嫁姿をSNSで見つけた俺が、自分の言葉を後悔するまで

コラム

おすすめ欄をスクロールしていると、共通の友人が反応した投稿が流れてきました。白いドレスで笑っていたのは、半年以上前に別れた彼女でした。きれいにまとめられた髪の隣には、俺の知らない男性が立っていました。

肉じゃがを前に身構えた理由

付き合っていた3年間、彼女は週末になると仕事帰りに俺の部屋へ来て、ごはんを作ってくれました。あの日の肉じゃがも、嫌いな味ではありませんでした。「そろそろ、結婚のことちゃんと考えたいな」

そう言われて、身構えました。同期の結婚が続き、友人たちが妻の話をするたびに、隣に立つ相手を比べるような目で見るようになっていたのです。箸を置いて、笑いながら返しました。

「その歳で結婚できないの、自分のせいだって分かってる?笑」笑いを混ぜれば、本気の話にならずに済むと思っていました。

その場で探した理由

「髪はいつもぼさぼさだし、料理も微妙だし」彼女の髪とコンロの鍋を見比べながら、言葉を続けました。「そんな相手、周りに自慢できないでしょ」並べた理由は、どれもその場で探したものです。昇進の話から外れたばかりで、友人の前で話せることが何もないのは俺のほうでした。

「これでも、できるだけ頑張ってるんだけど」肩をすくめて、目をそらしました。彼女は食器を洗い終えると、合鍵をテーブルに置きました。「じゃあ、終わりにしよう」引き止めれば、さっきの言葉を取り消すことになる。それが嫌で、玄関のドアが閉まる音を座ったまま聞いていました。

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