毎月の「笑」は、理由を聞かれないためだった。友人に3万を借り続けた私の事情

コラム

「いろんな人」が指していたもの

しばらくして届いたのは、振込通知ではありませんでした。

「いろんな人に相談してたんだね。他の人にも迷惑かかってると思うから、自分で持ってるお金以上に使う癖、やめたほうがいいよ」

「いろんな人」が誰を指すのか、すぐに分かりました。ゼミの誰かと友人が、私の話をしている。ほかにも知っている人がいるのかもしれない。ゼミのグループチャットに並ぶ名前を、1人ずつ思い浮かべました。

入力欄に「家具の支払いが」と打って消し、「ちゃんと返してるよ」と打ってまた消しました。何を書いても言い訳にしか見えず、送れたのは「ごめん。もう頼まない」だけでした。

そして...

今月の引き落とし日は、残高が足りないまま過ぎてしまいました。カード会社から届いた支払いの案内を見て、給料日に自分で振り込みました。

その日のうちに、翌月の引き落とし分を別の口座へ移しました。何か月も友人に頼り続けたのは、この数分の手間を先送りにしてきたからかもしれません。

SNSの投稿は、まだ消していません。友人に送るつもりで書いた説明は、メモアプリの下書きに残ったままです。

(20代女性・事務職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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