妻に「最近、絵文字多くない?」と聞かれた僕。打ちかけた「実は」の続きを、まだ送れずにいる

コラム

「何かあった?」に打ちかけた言葉

妻から個別のチャットが届いたのは、それから少したってからです。

「最近、絵文字多くない?何かあった?」

既読をつけたまま、入力欄に「実は」と打っては消しました。娘に言われて変えたと知られたら、17年間自分では気づけなかったことまで認めるようで、続きがどうしても書けません。

「え、そう?特に何もないよ」

結局送ったのは、いつもの癖のような短い返事と、笑った顔の絵文字でした。しばらくして、娘からも「お母さん、気にしてたよ。私からは言わないでおいた」と届きました。

そして...

グループチャットには、今も絵文字つきの返事を送っています。

「今日は寄り道せずに帰ります」

笑った顔をつけて送ると、妻からは「了解」のあとに花の絵文字が届きました。画面を閉じる前に、その小さな花をもう一度見返しました。理由はまだ妻に話せていませんが、最近は送信の前に絵文字の一覧を開いて、どの顔にするかで迷うことが楽しくなってきました。

(40代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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