夫がコーヒーを注いだ青いマグカップ→取っ手の欠けは、結婚前に私が捨てたカップと同じでした

コラム

4年前の言葉の意味

玄関のドアが閉まったあとも、水切りかごに伏せられた青いカップから目を離せずにいました。頭の中で繰り返していたのは、4年前の「まだ使えるのに」でした。

夫は物を大事にする人です。骨の折れた傘は自分で直し、靴は底を張り替えて履き続けます。あの日の私は、夫の目にはもったいないことをする人に見えていたのかもしれない。黙ってごみ袋から拾い上げ、今日まで使い続けるほどに。

そう考えると責められているような気がして、カップを食器棚の奥へしまいかけました。けれど、責めるつもりなら、4年前のあの日にそう言えばよかったはずです。

そして...

結局、カップは食器棚の手前、自分のマグカップの隣に置きました。捨てる理由も、奥へ押し込む理由も、自分の中に見つからなかったからです。

夫が帰ってきたら、何から聞けばいいのか。まだ使えるから、それだけで、人は捨てられたカップを4年も使い続けるものなのでしょうか。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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