
喧嘩中「もういい」と送るたびに「よくない」と返す彼。12回目のメッセージで私が吹き出した理由
コラム
ソファの上でスマホを握ったまま、言い方を変えては同じ意味のメッセージを送り続けていました。相手は付き合って2年になる彼。喧嘩の最中だというのに、画面に返ってくる言葉は毎回まったく同じでした。
約束が消えた1通のメッセージ
きっかけは、彼から届いたこのメッセージでした。
「ごめん、次の休み、仕事が入っちゃった」
次の休みは、前から2人で水族館に行こうと決めていた日です。
「え、前から約束してたよね?」
「急に頼まれて、断れなくて」
その返事を読んだ途端、たまっていたものがあふれました。頼まれごとを断れない性格なのは知っています。それでも、後回しにされるのはいつも私との予定のような気がしていたのです。
「いつもそうじゃん」
送ってから、言いすぎたかもしれないと思いました。けれど引っ込みがつかず、続けて打ったのがいつもの言葉です。
「もういい」
これまでの喧嘩は、私の「もういい」に彼が「わかった」と返して終わるのが決まった流れ。今回もそうなるのだろうと、半分あきらめていました。
何を送っても変わらない返事
ところが、届いたのは見慣れない返事でした。
「よくない」
意味が分からず、もう一度送ります。
「もういいってば」
「よくない」
「しつこい」
「よくない」
言い訳も謝罪もなく、既読がつくと少しして同じ言葉が届くだけ。だんだん腹が立ってきました。こっちも負けるものかと、「もういい」を言い換えては送り続けます。
5回を過ぎたあたりから、気づけば届いた「よくない」を指で数えていました。7回、8回。怒っているはずなのに、次の通知を待っている自分がいたのです。
「寝る」と送ったのは、10回目のあと。それにもすぐ「よくない」が返ってきて、これで11回目でした。
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12回目に付け足されたもの



























