「最近どうしたの?なんか優しい」と聞かれた俺が、「お前は練習台」と返した本当のわけ

コラム

母が先に送っていたお礼

それから3日後の母の誕生日、長いメッセージを送信。弁当のこと、迎えのこと、最後に「ありがとう」。追伸には「こういうこと書くの苦手だから、最近は彼女にありがとうって送って練習してた」と書き添えました。

母からの返事は2通で、「泣かせないでよ」と「彼女さんにもお礼送っといたよ」でした。どう送ったのか聞く前に、彼女から「お母さんから連絡きたよ」と届きました。

慌てて「え、マジか」、続けて「練習台って言い方、ごめん」と送りました。練習台と呼んでおいて、本番の相手を彼女に明かしたのは、結局母のほうでした。

そして...

次に届いたのは「私への本番は、いつ?」でした。

すぐに開いたものの、返事は何度も打ち直しました。練習台と呼んだ文は、全部本番のつもりだった。そう打っては、また消す。そのまま送る度胸は、まだありませんでした。

送れたのは「次に会う日、ちゃんと口で言う」だけで、スタンプは付けずにおきました。

送信してから、玄関に置いたままだった段ボールを畳み、野菜の隙間にあったメモを冷蔵庫の扉に貼りました。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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