
「あなたは二軍」と笑った女友達から2か月ぶりの「今から会える?」→居酒屋で待っていた「振られた」
コラム
二軍の出番
「で、二軍の出番ってわけか」
口にしてから、ひどい言い方だと思いました。それでも止められなかったのです。彼女は少し黙ってから、まっすぐこちらを見ました。
「理由、あなたにだけは聞いてほしい」
一軍に振られた理由を、二軍に聞かせる。そんな話、聞きたいはずがありません。
「今日はやめとく」
俺はそう言って、ハイボールを半分残したまま会計を済ませました。
そして...
店を出るとき、彼女は半分残ったハイボールを一度だけ振り返っていました。駅までの道を、彼女は何も言わずについてきます。改札が見えてきても、俺は足を止めませんでした。
2か月前に笑いながら言われた「二軍」が、まだ耳に残っています。慰め役なら、ほかにいくらでもいるはずでした。
一軍に振られたその日に、なぜ彼女は俺を呼んだのか。笑いながら俺を二軍と呼んだあの日の彼女は、本当は何を思っていたのでしょうか。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























