
注文した中トロを隣の男性に横取りされた回転寿司→店員さんの「レーンのカメラで確認いたします」
コラム
呼び出しボタンで来てくれた店員さん
ボタンを押すと、エプロン姿の若い店員さんがすぐに来てくれました。私は空のお皿を差し出しました。
「注文した中トロが、お皿だけ届きました」
店員さんは札を確かめ、それからレーンの上流に目をやりました。
「レーンのカメラで確認いたしますので、少々お待ちください」
その声は、隣の席にもはっきり聞こえる大きさでした。隣の男性は湯のみを置き、タッチパネルの会計画面を開いて操作し始めました。連れの女性は、取り皿のガリを箸でつついたまま顔を上げません。
しばらくして、さっきの店員さんが新しいお皿を運んできました。
「お待たせいたしました。作り直した中トロです」
今度の2貫は、ちゃんとお皿の上に載っていました。
そして...
口に入れた中トロは、舌の上ですぐにほどけていきました。食べ終えてレジへ向かう途中、タブレットを手にした黒いエプロンの男性が、私とすれ違って隣の席へ歩いていきました。
振り返ると、その人は隣の男性の前で立ち止まり、タブレットの画面を彼のほうへ向けていました。差し出されたものを見た隣の男性は、連れの女性の前で何と答えたのでしょうか。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























