
記念日の前夜、彼女のメッセージを未読のままにした俺。「ごめん寝てた」では言えなかったこと
カップル
着信に出てもらえないまま、画面に向かって文章を打ち続けました。送るのを先延ばしにしていた一言が、彼女を一晩待たせていたことに、俺はそこで気づきました。
枕元でスマホが振動して、目を覚ましました。ロック画面に並んでいたのは、先輩からの「交代OK」と、彼女からの未読のメッセージが2件。その順番を見て、自分が何を後回しにしたまま眠ったのかを思い出しました。
休みが決まるまで言わずにいたこと
彼女と付き合って1年の記念日は、もともと出勤の予定でした。飲食店のシフトは直前まで動くので、1週間前に「記念日、仕事かも。ごめん」とだけ送ってありました。
本当は、休みをもらえないか先輩に頼んでいました。代わりに前後の出勤を引き受けて、連勤が続いていた最中。ただ先輩の予定がはっきりせず、返事は保留のままでした。
前日、仕事を終えて更衣室でスマホを見ると、ロック画面に彼女からの「明日、少しだけでも会えない?」が表示されていました。
ロック画面で見たまま開けなかった通知
開けば既読がつきます。既読をつけたら、何か答えなければいけません。まだ分からない、と送れば済む話でした。ただ、そう送ればやりとりを続けることになるし、期待させて駄目だったら説明し直すことになる。それが億劫で、先輩から返事が来たら休みが決まった報告と一緒に返そうと決め、通知には触れずに帰りました。
部屋に着いてベッドに腰を下ろしたところまでは、覚えています。返事を待つつもりで、スマホは手に持ったままでした。
目を覚ましてから、とにかく先に謝ろうと「ごめん寝てた」とだけ送りました。休みの話は、きちんと文章にして続けるつもりだったのです。
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打ちかけの文章を消して送った一言


























