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    義母の介護を「知らない」と言い放った夫。そんな夫の親が倒れた夜、私が口にした言葉

    ライフスタイル

    話さなくなった家

    それ以来、私は夫に介護の話をしなくなりました。報告も、相談も、しない。

    夫も何も聞いてきませんでした。介護の話をしないでいるうちに、他の話もしなくなっていた気がします。同じ家に暮らしながら、母のことを真ん中に置かないようにして、毎日をやり過ごしていました。

    そして…

    ある夜、夫のスマホが鳴りました。義父が救急搬送されたという連絡でした。夫の顔が青ざめていくのがわかりました。「父が倒れた。病院に来てほしい」。声が震えていました。しばらく、夫の顔を見ていました。「知らない」と言いたかったのかもしれません。でも口から出てきた言葉は違いました。

    「わかってる」

    翌朝、私はスマホを手に取りました。夫の父の担当医の連絡先を調べ、入院の段取りを確認しました。母の介護でひとつずつ覚えたやり方が、そのまま役に立ちました。夫が「ありがとう」と言いました。「母のときに覚えたから」と答えながら、あの夜の言葉をまだ許したわけではないと思っていました。でも手は動いていました。それだけは、確かなことでした。

    (40代女性・事務員)

    本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

    (ハウコレ編集部)

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