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妹をかばい続けて20年。母には黙っていた私の癖→押入れで見つけた古いノートに、母からの返事

コラム

妹が叱られそうになると、つい「私がやった」と口にしてしまう私。母には気づかれていないと思っていました。けれど押入れで見つけた古いノートが、すべてを変えました。

妹を泣かせたくなかっただけ

子どもの頃から、妹が何かをやらかしそうになると、私は反射的に「ごめんなさい、私がやったの」と口にしていました。「お姉ちゃん、何度言ったらわかるの」と母の声が降ってくると、私はうつむいて聞いていました。理由は単純で、妹の泣き顔を見たくなかっただけ。妹が叱られて泣くと、私のほうがつらくなる気がしていました。だから先回りして、自分のせいにしてしまうのです。

母に叱られている最中、ふすまの陰からこちらをじっと見ている妹の顔が、いつも視界の端にありました。妹さえ泣かなければ、それでよかったのです。

母には言えなかった私の本当

私は小学生の頃、母と交換日記をしていました。一日の出来事を私が書き、母が短い返事を返してくれる、ささやかなやりとりでした。

ある夜、また妹のかわりに怒られた日のページに、私はこう書きました。「今日も妹のかわりに怒られました。でも妹が泣かなかったからよかった」と。母には言えなかった本当の気持ちが、文字になって現れたのです。

書き終えてから、しまったと思いました。これを読まれたら、自分の本心が母にばれてしまう。けれど書いてしまった文字は、もう消せませんでした。私は半分覚悟して、ノートを母の枕元にそっと置きました。

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