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妹をかばい続けて20年。母には黙っていた私の癖→押入れで見つけた古いノートに、母からの返事

コラム

母がくれた、たった一行の返事

翌朝、ノートが私の机の上に戻されていました。開いてみると、母の見慣れた字でこう書かれていたのです。

「気づいてるよ。あなたの優しさに甘えてごめんね。あなたも泣いていいのよ」その一行を、私は何度も読み返しました。母にはとっくにばれていたこと、それでも責めずに見守っていてくれたこと、そして「あなたも泣いていい」という言葉。大人になっても、誰にも話さずに来た秘密でした。妹に知られることはないと思っていましたし、知らせるつもりもありませんでした。

そして...

ある日、実家の片付けをしていた妹から、電話がかかってきました。「お姉ちゃん、ノートを見つけたの」その一言で、私はすべてを察しました。

妹はうまく言葉にならない様子で、「ありがとう。ずっと知らなくて、ごめんね」と何度も繰り返してくれました。私は受話器を耳に当てたまま、「いいんだよ、好きでやってたんだから」と答えるのが精一杯でした。

子どもの頃の私は、自分のしていることを誰にも知られたくないと思っていました。でも本当は、ずっと誰かに「ありがとう」と言ってほしかったのかもしれません。20年経って、妹本人からその言葉をもらえた夜。あの古いノートを書いていた小さな自分が、ようやく報われた気がしたのです。

(30代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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