
先輩をオワコン扱いして笑った私が、上司のプロジェクト発表で目が覚めた話
コラム
黙り込むしかなかった私
顔合わせの場で、先輩がリーダーだと正式に伝えられました。あれだけ軽口を叩いていた私は、うつむいて黙り込むことしかできませんでした。
企画が動き出すと、先輩の仕事ぶりが目に飛び込んできました。働く女性が自分の時間を取り戻せるように、細かなところまで考え抜かれたサービス。それは、先輩が仕事に向き合い続けてきたからこそ描けるものでした。
私が気の毒だと決めつけていた先輩は、先輩の強さそのものだったのです。企画は社内で高く評価され、先輩は表彰を受けました。
そして...
表彰のあと、私は思い切って先輩のもとへ向かいました。うつむきながら頭を下げて、「先輩、この前は本当にすみませんでした」と伝えました。
あのとき私が先輩にぶつけた言葉は、本当は姉に向けたものであり、もっと言えば、結婚できなかったらどうしようという自分自身の不安だったのだと思います。気の毒だったのは、先輩でも姉でもなく、ひとつの幸せに固執していた私のほうでした。
今度実家に帰ったら、姉と少し話してみようと思います。幸せの形は一つではない。そのことに気づかせてくれたのは、ほかでもない、あの先輩でした。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























