
母からの電話は「あなたが間違っているわよ」。家事を彼女に任せきりだった俺の1週間
コラム
彼女のいない1週間
翌日、仕事から戻ると部屋は暗く、「1週間、姉のところにいます。その間の家のことは、お願いします」とメッセージが届いていました。俺は「わかった」とだけ返しました。次の日から、炊飯の予約を忘れ、洗剤の量を量り間違え、ゴミの日にも間に合いませんでした。流しに洗い物がたまっていく速さに、彼女の毎日を初めて具体的に想像しました。数日後、実家の母から電話が来ました。近況を聞かれ、彼女が家を出ていると話すと、母は言いました。「あなたが間違っているわよ」。父が座っているだけだった食卓を、母が何十年も一人で整えてきたこと。電話の向こうの声は、あの日の食卓の続きでした。
そして...
彼女が帰ってくる日、俺は部屋に掃除機をかけ、洗濯物を畳み、洗面所の壁に分担表を貼りました。玄関で「ごめん。今まで全部任せてた」と伝えて、その壁を指さしました。あれから、ゴミ出しと風呂の掃除は俺の担当です。今も洗濯機を回す前に、タグを裏返して洗濯表示を確かめています。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























