休みの夫から届いた「冷蔵庫に何もない」に、強く返した私が帰宅後に見たもの

コラム

写真では空っぽだった冷蔵庫

扉を開けると、写真では空っぽだった棚に、卵と牛乳、納豆が並んでいました。どれも、私がいつも買っているものです。

生姜焼きを温め直して1人で食べながら、あの「わかった」の短さを思い返しました。あの一言のあと、夫はスーパーまで出かけていたことになります。

翌日の昼休み、会社の休憩スペースから夫にメッセージを送りました。

「昨日はきつい言い方してごめん。生姜焼きおいしかった」

返信は、少し間を空けて届きました。

「いや、俺の送り方も悪かった」

「ごめん」

送り方とは、何のことなのか。届いた写真を見返しても、写っているのは調味料の並んだ棚だけでした。

そして...

少し考えてから、もう1通送りました。

「今度の休み、一緒に買い出し行こ」

「行く」

帰宅して冷蔵庫を開けると、夫の買ってきた卵のパックが、いつもの段に収まっていました。重い袋を1人で提げて上っていた坂を、次は2人で上ることになりそうです。

それでも「送り方」という言葉だけは、まだ引っかかっていました。あの写真を送ってきたとき、夫は何を言おうとしていたのか。そのことは、まだ聞けずにいました。

(30代女性・経理職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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