「戻ってやってもいい」と送った元カレが、ジュエリー店で撮った私の左手を見て黙った日

コラム

言葉の代わりに送った1枚の写真

さっき撮ったばかりの左手の写真を、元カレとのチャットに貼り付けました。添えたのは「ごめんね。この前、プロポーズされたんだ」。この1枚で伝わると思ったからです。

送信してすぐに、既読がつきました。けれど、返事は来ないまま。

「お待たせ」と戻ってきた婚約者にうなずき、スマホをバッグにしまいました。

駅までの道で何度かバッグの中をのぞいても、画面は私の写真で止まったままでした。今頃、元カレはあの左手をどんな気持ちで見ているのだろう。隣を歩く婚約者の話に相づちを打ちながら、そんなことを考えていました。

そして...

次の日、元カレから「おめでとう。変なの送ってごめん」と届きました。

「ありがとう。元気でね」と返して、画面を閉じました。

強気な文面を送ってきた人が、写真1枚でなぜあれほど長く黙ったのか。その答えは、私には分からないまま。

薬指の指輪は、少しずつ私の手になじんできています。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line