
「その歳で結婚できないの、自分のせいだって分かってる?笑」と彼の部屋で言われた私に、半年以上たって届いた一言
コラム
結婚式の写真をSNSに上げて数日後、スマホに懐かしい名前の通知が届きました。半年以上やりとりのなかった、元カレからのメッセージです。開いた画面にあったのは、どう受け取ればいいのか分からない言葉でした。
仕事帰りに煮ていた肉じゃが
彼とは付き合って3年。週末は仕事帰りに彼の部屋へ寄り、ごはんを作るのが習慣でした。その日も駅からの風で髪が乱れたまま、コンロで肉じゃがを煮ていました。
食べ終えたところで、ずっと言い出せずにいたことを口にしました。その年、私は30歳になっていました。「そろそろ、結婚のことちゃんと考えたいな」
彼は箸を置き、笑いながら言いました。「その歳で結婚できないの、自分のせいだって分かってる?笑」
並べられた、自慢できない理由
「髪はいつもぼさぼさだし、料理も微妙だし」彼の視線は、私の髪とコンロの鍋を行き来していました。「そんな相手、周りに自慢できないでしょ」朝はアイロンで髪を整えてから出勤し、料理も動画を見ながら少しずつ覚えてきたつもりです。その積み重ねは、彼には伝わっていなかったのだと分かりました。
「これでも、できるだけ頑張ってるんだけど」彼は肩をすくめただけでした。食器を洗い終えてから、合鍵をテーブルに置きました。3年間、何度も回してきた鍵。「じゃあ、終わりにしよう」
玄関を出るまで、引き止める声は聞こえてきませんでした。彼の名前をもう一度スマホで見たのは、それから半年以上たってからです。
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