「サプライズ!」と笑った友人が、居酒屋での私の誕生日会に連れてきたのは彼女の彼氏でした

コラム

最後まで減らなかった、皿のケーキ

口から出かかったその言葉を、グラスの烏龍茶で流し込みました。代わりに私は、空いたグラスに飲み物を注ぎ足して回りました。

取り分けたケーキは、フォークを入れたきり皿の上で崩れていくばかりでした。

お開きになると、友人は「またね!」と手を振り、彼と並んで先に駅へ向かいました。残った4人の帰り道、あの話に触れる人はいません。幹事をしてくれた友人だけが、「来年もやろうね」と私の背中を軽くたたいたのです。

そして...

それから数日、彼氏を連れてきた友人からは何の連絡もありませんでした。私からも、何を送ればいいのか分からないままでした。

ある夜、スマホの画面に、その友人の名前が表示されました。メッセージを開こうとした指が、そこで止まりました。

あの日、あんなに楽しそうに笑っていた彼女が、今になって私に何を伝えようとしているのでしょう。

(20代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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