
「今はまだ言えない」誤送信を問い詰める彼女に、俺が本当の理由を隠したワケ
コラム
打ちかけて消した言葉
「冗談でも、なんで別れたら教えてなんて言われるの?」
本当のことを書けば、すぐに済む話です。けれど、それは友人との約束を破ることになります。代わりに「別れるつもりなんてない」と打ちかけて、消しました。あの返事の直後にそれだけ送っても、取り繕っているようにしか読まれない気がしたのです。
本当は、信じてもらえなかったらと思うと怖かっただけかもしれません。結局、選んだのは一番短い返事でした。
「今はまだ言えない」
「言えるようになったら、ちゃんと話す」
「わかった」とだけ返ってきた画面を見て、最も伝えるべき言葉を消してしまったことに気づきました。
そして...
電車を降りてすぐ、友人に「彼女に話してもいい?」と送りました。返ってきたのは「招待状届くまで待ってくれ。まだ親戚にも言ってないんだ」。
帰宅すると、彼女はいつもどおり「おかえり」と言ってくれました。安心して彼女の背中を見ながら、消した言葉は招待状と一緒に伝えようと決めました。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























