
彼女の親の前で、答えを半分で止めた俺→本当は先に言うべきことがありました
コラム
背中に向けて言えた半分
門扉を出たところで、お母さんと話している彼女に「さっきの、続きがあって」と声をかけました。
「もういいよ」
彼女は振り返らず、紙袋を提げて駅への坂を先に下りていきました。1歩後ろから「俺1人で考えることじゃないと思ってる」と言うのが、精一杯だったのです。
本当はその先に「だから、まず聞かせてほしい」と続けるつもりでした。けれど、振り返らない背中に聞くことではないと理由をつけて、飲み込みました。断られるのが怖かっただけです。返事がないまま改札を抜け、別々のホームへ分かれました。
そして...
スマホに、彼女から「続き、明日ちゃんと聞かせて」と届きました。すぐに開いて「うん。今度は最後まで言う」と返したあと、明日話すことを、メモ帳に順番に書き出してみました。1行目は、お父さんに答えた言葉ではありません。彼女に最初に聞くことです。
それを聞いた彼女がどんな顔をするのかは、まだ分かりません。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























