「化粧濃すぎ」と送る彼に、洗面所ですっぴんの自撮りを送った私が受けた返事

コラム

化粧の話のはずだった

既読はすぐにつきました。けれど返信はなかなか来ません。床に座りこんだまま、画面と洗面所の鏡を何度も見比べました。

しばらくして届いたのは、「うん、その顔の方がいい」という返事。続けてもう1通。

「明日、仕事休めない?」

画面の文字を2回読み返しました。化粧の話をしていたはずなのに、どうして仕事なのか。見た目の次は、仕事にまで口を出すつもりなのかと思いました。

「急に何?休めるわけないじゃん」

そう返すと、今度はすぐに「そっか。ごめん、おやすみ」と届きました。スマホを伏せてテーブルに置き、着替えもせずに横になりました。

そして...

目を覚まして、出勤前に鏡の前に座りました。下地を塗り、いつもの順番でメイクを重ねていきます。仕上がった顔は、昨夜彼に送った素顔とは別人のように見えました。

メイクポーチを閉じてスマホを開くと、彼とのチャット画面には「明日、仕事休めない?」の文字が残ったまま。素顔を見て「その顔の方がいい」と言った彼が、なぜ化粧ではなく仕事の話をしたのか。その朝の私には、まだ見当もつきませんでした。

(20代女性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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