「パパしつこい」と打った娘の通知を見た夫→翌週から始まった、娘と2人だけのコンビニ通い

コラム

「ママは留守番ね」

翌週、夕飯の片付けを始めた時でした。夫が上着を手に取り、娘の部屋に声をかけたのです。

「アイス買いに行くけど、来る?」

夕飯の席の件以来、夫とほとんど口をきいていなかった娘が、少しして部屋から出てきてサンダルを履きました。

次の日も、その次の日も、夕飯のあとに2人はコンビニへ出かけていきます。ある晩、私も声をかけてみました。

「私も行こうかな」

「ママは留守番ね」

娘はそう言って、夫より先に玄関を出ていきました。

あの一言について、夫は歩きながら娘を問いただしているのかもしれない。叱るつもりなら、私も同じ場にいるべきではないか。数日たっても落ち着かず、帰ってきた夫からアイスの袋を受け取りながら聞きました。

「あの子と毎回、何話してるの?」

「それは言えない約束なんだ」

夫の答えはそれだけ。私は袋を冷凍庫に押し込んで、扉を閉めました。夫と娘の間に、私の知らない決まりごとができていたのです。

そして...

変化に気づいたのは、娘から「ママからパパに言っといて」が届かなくなってからでした。

ある日、リビングで洗濯物をたたんでいると、廊下の先で夫が娘の部屋のドアを2回ノックしました。

「入っていい?」

「ちょっと待って」

夫は言われたとおり、ドアの前で待っていました。しつこいと打たれた夫が、どうして娘と2人で出かけるようになったのか。その理由を、夫にはまだ聞けないままでした。

(40代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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