「お前のせいで別れることになったんだけど」元カノに送った俺が、彼女についていた嘘

コラム

元カノからの返事と、彼女からの通知

返事はすぐに来ました。

「なにって、書いてあるとおりだけど?」

悪びれる様子もない文面です。

「彼女に見られたんだぞ」

送ったあと、少しは謝ってくるだろうと思っていました。返ってきたのは、まったく別の言葉です。

「私のアカウントだよ。半年分の料金、払ってくれる?」

返事を考えていると、彼女から通知が届きました。

「やっぱり、もう会えない。人のお金で見てたのを、自分のだって言える人とは無理」

電話をかけても、呼び出し音が続くだけでした。行き場のない気持ちのまま、元カノとの画面に戻って打ち込みました。

「お前のせいで別れることになったんだけど」

そして...

返事は短いものでした。

「パスワード、今から変えるね」

しばらくして、テレビの画面がログインを求める表示に切り替わりました。元カノに何か送ろうとして、手を下ろしました。プロフィール名を変えたのは元カノでも、嘘をついていたのは俺です。

彼女のアイコンを選んだときの楽しそうな様子を、ふと思い出しました。スマホで自分名義の契約画面を開いてみたものの、毎月の料金の欄を見たまま、まだ登録のボタンを押せずにいます。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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