
関西出身の彼女に合わせたくて、関西弁を練習していた俺→「関西弁ノート」を見せた瞬間、彼女が吹き出した
コラム
「最近の関西弁、誰にうつされたん?」。届いたメッセージを、俺は思わず二度見しました。彼女が俺に関西弁を使ったのは、それが初めてだったからです。
1か月ほど前、彼女の部屋で洗い物をしていると、背後から大きな笑い声が聞こえてきました。電話の相手は、大阪に住む彼女のお母さんです。俺の知らないテンポで話す彼女を、スポンジを持ったまま見ていました。
電話越しの知らない彼女
「せやから言うたやん」「ほんまにもう、あほちゃう」。電話中の彼女は、いつもよりずっと声が大きく、よく笑っていました。
付き合って半年、俺と話すときの彼女はいつも丁寧な標準語です。電話を切ると、彼女は標準語に戻って言いました。
「母がね、年末に彼氏も連れておいでって」
俺は行きたいと思いました。ただ、地元の言葉で笑い合う家族の中で、俺だけ標準語で座っている姿が浮かびます。彼女も俺の隣では、ずっと言葉を選んでいるのかもしれません。
年末までに、関西弁を少しでも話せるようになろう。単純ですが、そう決めました。
同期と作った関西弁メモ
頼ったのは、大阪出身の同期です。飯に行くたびに「これ、関西ではどう言う?」と聞き、スマホのメモに書きためました。
試しにメッセージで使ってみたのが、「今日の定食、ほんまやで美味かった」です。同期に見せると、「念押しちゃうねんから」と笑われました。「おおきにやで」と送った日も、「やで、は要らん」と直されました。
それでもメモは3週間で50行を超えました。最後の行には、彼女のお母さんへの挨拶の練習も書いてあります。
練習のことは、年末まで黙っているつもりでした。
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初めて届いた彼女の関西弁


























