関西出身の彼女に合わせたくて、関西弁を練習していた俺→「関西弁ノート」を見せた瞬間、彼女が吹き出した

コラム

初めて届いた彼女の関西弁

そんなとき、彼女からメッセージが届きました。
「最近の関西弁、誰にうつされたん?」
うれしい反面、文面からは疑われているのも伝わってきます。練習していたと文面で書けば、言い訳にしか読めない気がしました。俺はしばらく考えてから返しました。
「うつされたわけちゃうで」
「日曜、そっち行っていい?そのとき話す」
彼女からは「誰なのか、今教えてよ」と届きました。メモを見せながら、年末のことも直接聞きたい。俺は「会って話したい」とだけ送りました。

そして...

日曜、俺はスマホを握ったまま彼女の部屋に上がり、メモの画面を差し出しました。タイトルは「関西弁ノート」。50行分の例文と、同期に直された跡が並んでいます。
「これ、何のために?」
そう聞かれて、電話越しの彼女を見た日のことと、同期に教わっていたことを話しました。
画面をスクロールしていた彼女は、最後の行で吹き出しました。そこには「はじめまして、よろしゅうお願いします(お母さん用)」と書いてありました。
「年末、一緒に行ってもいい?」
俺がそう聞くと、彼女は笑いすぎて涙目のまま「ほんまやで、の使い方から直さなあかんな」と言いました。電話の向こうにいたときと同じ声でした。
あの「誰にうつされたん?」の答えは、電話越しに笑っていた彼女自身だったのです。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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