
「大宮」「高崎」「長野」と彼女に送った俺→「これ、私の実家の駅だよね?」に返した、来月の約束
コラム
最後の駅
4日目、ようやく最後の駅名を送りました。
「飯山」
既読はすぐにつき、少しして彼女から返事が届きました。
「これ、私の実家の駅だよね?」
気づいてくれた。そう思った途端、用意していたはずの言葉がまとまらなくなりました。何度も書き直してから、ようやく送ったのはこれです。
「来月、飯山まで一緒に行ってくれる?ご両親に挨拶したい」
そして...
しばらく、返事は来ませんでした。重すぎたのかもしれない。早すぎたのかもしれない。そう思いはじめた頃、通知が鳴りました。
「ばか。普通に言ってくれたらいいのに」
続けて、彼女からもう1通届きました。
「うん、行こう。でも、うちのお父さん手ごわいよ」
彼女には、まだ言っていないことがありました。最初に「大宮」と送って「なんでもない」とごまかした日、俺はもう来月の新幹線を2人分予約していました。
(20代男性・出版社勤務)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























