「帰ったよ」が届くのは毎晩22時40分→ある夜だけ0時に届いた彼の連絡と「聞いてほしいこと」

コラム

眠れないまま読み返した文面

電気を消しても、画面の文面が頭から離れませんでした。

聞いてほしいことと、会って話したいこと。メッセージでは書けないようなことなのだろうか。わざわざ会ってから、というところが引っかかりました。

いつもの時刻から外れた理由も、彼は書いていません。誰とどこにいたのか、聞けば済むことなのに、送信ボタンが押せないまま朝になりました。

仕事中も、スマホを裏返して机に置いていました。やがて届いたのは「仕事終わったら駅前のカフェでいい?」

私は「わかった」と返しました。

そして...

約束の時間より少し早く着いて、窓際の席でアイスティーを頼みました。やがて彼が店に入ってきました。
向かいに座った彼は、いつもより背筋を伸ばして、テーブルの上で両手を組みました。
「あのさ。送別会のスピーチ、聞いてくれない?」
会社の先輩の送別会で挨拶をするそうです。彼はスマホに目を落とし、読み始めました。
なぜ彼は、わざわざ会って私に聞かせたかったのか。あの夜、彼はどこで何をしていたのでしょうか。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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