「今度会ったときに、ちゃんと話す」と返した俺→彼女のカレンダーの4日と2日と、夜勤の休憩の時刻

コラム

届いた問いかけ

その日も休憩室でスマホを開くと、いつもとは違うメッセージが届いていました。
「既読の時間、毎日バラバラだよね。何してるの?」
送られてきたのは、3時間以上前です。彼女は眠らずに俺の既読を待っていたのだろうと思うと、申し訳なさでいっぱいになりました。
本当のことを打ち込みかけましたが、休憩の残りは数分しかありません。中途半端な文章で伝えて、余計に不安にさせたくありませんでした。
「今度会ったときに、ちゃんと話す」
それだけ送って、俺はスマホをロッカーに戻しました。

そして...

休みの日、俺は彼女の部屋で勤務表を机に広げ、異動のことを全部話しました。夜勤の手当で、2人で住む部屋のお金を貯めていたことも。
彼女は机の引き出しから卓上カレンダーを出して、勤務表の横に並べました。4日と2日の並びは、ぴったり重なっていました。
「書き込んでる間、ずっと怖かったんだよ」
彼女はそう言って、カレンダーの数字を指でなぞりました。
彼女が不安な気持ちで書き留めた数字の1つ1つは、俺が休憩室で2人の部屋を思い浮かべながら、チャットを開いた時刻でした。

(20代男性・倉庫作業員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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