改札で別れた直後に「ごはん食べた?」と送った俺→毎日同じ時刻にアラームを鳴らしていた本当の理由

コラム

彼女からの質問に、返事を打っては消すことを繰り返しました。やっと送った短い返事のあと彼女から届いたのは、前の恋人の最後の言葉と、どこか似たメッセージでした。

スマホの時計アプリを開くと、「ごはん」という名前のアラームが2つ並んでいました。鳴るたびに、俺は彼女へ同じ一言を送っていました。どうしてその時刻なのか、彼女に話したことはありませんでした。

前の恋が終わったときの言葉

俺は昔から、連絡がまめではありませんでした。仕事中はスマホをロッカーに入れたままで、3日返さなかったこともありました。前の恋人には、最後に「連絡くれないの、もう疲れた」と送られて終わりました。

彼女と付き合い始めたころ、駅前の定食屋で彼女が言いました。

「忙しいと、食べるの忘れちゃうんだよね」

販売の仕事をしている彼女は、忙しい時期は休憩中も在庫を数えているそうでした。俺は彼女の休憩の時間を聞いて、その時刻にアラームを2つかけました。2つの時刻は5時間離れています。仕事中も、スマホは作業着のポケットに入れました。

短い休憩に長い文を読ませるのも悪い気がして、最初に送るのは「ごはん食べた?」だけと決めました。

いつもの手順で送った一言

休みが重なった日、同じ定食屋で一緒に食べました。改札で別れてすぐ、ポケットでアラームが鳴りました。

いつもの手順のまま「ごはん食べた?」を送りました。ホームで彼女の「さっき一緒に食べたよね?」を読んで、さっき一緒に食べたばかりだと気づきました。「そうだった、ごめん」と打って、それ以上は続けられませんでした。

その日から、彼女の返事は「うん」かスタンプだけになりました。前の恋人のときも、最初に短くなったのは返事でした。何を送ればいいか分からず、俺はアラームが鳴るたびに同じ文面を送りました。

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打っては消した返事
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