「なんで3本も買ったの」と聞かれた俺→ドラッグストアの棚の前で20分迷っていたわけ

コラム

洗面所で見つかったボトル

数日後、洗面所のドアを開けると、彼女がボトルを並べて首をかしげていました。
「それ、まだ開けないで」
「なんで3本も買ったの」
ここで説明すると、あの匂いに近づけるかどうか分からないまま話すことになります。
ちゃんと洗ったタオルで、彼女に確かめてもらいたかったのです。
彼女の手からボトルを取って袋に戻し、それだけ伝えました。
「次の休み、空けといて」

そして...

次の休み、3枚のタオルをそれぞれの柔軟剤で洗い、ベランダに干しました。
乾いたタオルを並べて、彼女に1枚ずつ顔を近づけてもらいます。
2枚目で、彼女の手がふっと止まりました。
「これ、ちょっと近いかも」
完全に同じではないと笑われましたが、それでも構いませんでした。
冷蔵庫に何もないと言ったあの日、俺の頭の中は、彼女の実家のタオルの匂いでいっぱいだったのです。

(30代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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