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「メッセージ減らそう、依存しすぎかも」と送ってきた彼女に『おう』しか返せなかった俺の本音

カップル

沈んでいた数日

翌日からの彼女は、明らかに距離を置いていました。スタンプ一個だけの返信、既読の遅さ。やっぱり離れたかったんだな、と俺は思いました。あの『おう』で、ようやく解放してあげた形なのかもしれない、と。水曜日には、もうほとんどメッセージが途絶えていました。家に帰っても、画面に彼女の名前が浮かばない夜は、思っていたより味気ないものでした。仕事中でも、ふと彼女の最後のメッセージを開き直しては、また閉じる。そんなことを繰り返していたのです。

木曜の夜、ようやく腹をくくって短く送りました。「今週末、会えない?」。返信が来た時、自分が思っていたよりもずっとほっとしている自分がいて、それで余計に、土曜には正直に話そうと決めたのでした。

そして...

土曜のカフェで、向かいに座った彼女に、俺は単刀直入に切り出しました。「あのメッセージ、正直けっこう刺さった」。彼女は驚いた顔をしていました。「うざがられてたのかなって、何回も読み返した。返事に何書いていいかわからなくて、『おう』しか返せなかった。あれ以上返したら、追いすがってる感じになりそうで」。すると彼女の方も、目を見開いて打ち明け始めました。「私こそ、嫌がられてると思って怒ってたよ」。俺は思わず笑ってしまいました。同じ画面を挟んで、お互いに別々の方角で凹んでいたわけです。本音をひとつ言えなかっただけで、五日も誤解を重ねた。俺たちには、減らすべきだったのはメッセージのやりとりじゃなくて、勝手に決めつける癖の方だったのかもしれません。次に同じような場面が来たら、今度こそ、ちゃんと言葉にしようと思ったのです。

(20代男性・システムエンジニア)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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