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愛されたい症候群の男性の特徴と付き合い方

カップル

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齋藤 緑子


近頃では愛が欲しい、必要とされたいという気持ちが強すぎるあまりに女性からはちょっと面倒くさい、うっとうしいと思われがちな「愛されたい男」が続々と増えているようです。


自分の彼氏や気になる男性がこの「愛されたい男」だったら、一体どのように付き合っていけばいいのかわからずに持て余してしまうこともあるはず。


愛されたい思いが強すぎて「愛されたい症候群」になってしまった男性ですが、そうなってしまうのはもちろん深~いワケと原因があるんです!


女性側が「愛されたい欲強すぎ、ウザい」なんて言わずにその心理を理解して接してあげれば、ふたりの関係はより絆の強いものになるでしょう。


今回は愛されたい症候群の男性の特徴や原因、心理を掘り下げることで、どう付き合っていけば愛されたい男性とより良い関係を築いていけるのかを考えていきましょう。

愛されたい男の特徴って?


まずは、愛されたい症候群の男性が生まれる原因や、その特徴について代表的なものを挙げてみましょう。


彼女に浮気されたり捨てられたりした経験がある

過去に付き合っていた女性に浮気をされたりひどい捨てられ方をしていたりすると、そのトラウマや女性への不信感から愛されたい症候群になってしまうことがあります。


いま付き合っている恋人にもまた浮気をされるかもしれない、また捨てられるかもしれない、本当はそんなに愛されていないかもしれないと思うと不安になり、愛情を確かめたがったり、もっと愛が欲しいと求めてしまうのです。


過去のトラウマから、恋人からの愛情を信じたいのに信じられず、それゆえに激しい束縛をしたり愛情を試すような行為に走ったりもします。



愛を受けずに成長してきた

成長過程で両親など、家族からの愛情を充分に受けないまま成長した場合、長年の愛情不足から愛情を求める気持ちが人一倍強く、恋人にべったりと依存したり、自分を愛してくれることを強く求めたりします。


しかし、心の奥底に「親に愛されなかった自分が、誰かに愛されることはないかもしれない」という根の深い不安があるため、恋人からの目に見えない優しさや愛情を感じにくくなっていて、目に見えてわかりやすい愛情表現ばかりを求めてしまうことも。


多数の人間から愛されることを欲して八方美人に見える態度をとることもありますが、基本的に欲しているのは家族からの愛情であるため、家族の次に親しいといえる恋人からの愛情にこだわり、いわば家族の代わりに自分を愛してくれることを求めています。


認めてもらうことが何より嬉しい

承認欲求という言葉を最近耳にすることが増えていますね。承認欲求とは簡単に言えば人に認められたいと思う気持ちのこと。SNSでより多くのいいね!が欲しい気持ちと、恋人にもっと愛されて認められたい、必要とされたいと思う気持ちはほぼ同じものです。


自分が自分を認めるよりも、自分以外の誰かから認められたいという気持ちが強いので、それを自分を愛してくれる人に求めています。愛が欲しくてたまらないのは実は自信のなさからきていることもあり、愛されて承認欲求を満たされることで自信を保っています。


「すごいね」「そういうところが好き」などと言われることが何より嬉しく、そう言わせるように頑張りすぎて空回りしてしまうこともあります。


女性は俺を愛して当たり前!など自信家な一面もある

自分に男性としての自信がある場合、自分は女性に愛されて当たり前の存在なのだと思っています。周りにいる女性は皆自分を愛してくれると思っていて、甘え上手な一面もあります。それなのに自分が思うほどの愛情を得られないと、もっと俺を愛するべきだ!と思い、愛されたい症候群になってしまうのです。


誰かに愛されていると自然とその相手より優位に立ったような気になったり、こんなに愛されている自分は他の男性より優れているような気になることもあるので、愛されることによって自信が裏付けられます。だから自信家な男性には愛されたい人が多いのかも…。


愛が欲しくてたまらない臆病な性格のケースも

おどおどといつも何かに怯えていて、気が小さい臆病な人は心の奥に常に様々な不安を抱えています。その不安を誰かの愛に包まれることで打ち消し、安心したいと願って愛を求めます。愛が欲しくてたまらないあまりに相手にべったりと依存してしまったり、尽くしすぎたりするのもこのタイプですね。


誰かに嫌われたり傷つけられることをとても恐れているので、簡単には心を開かないように見られますが、自分を愛してくれる人だけは自分を傷つけたりしないと信じて心を許します。


束縛が激しく冷たい態度を取られるとヘコむ

愛されたい症候群の男性は、自分は誰からも愛されたいけれど恋人には自分だけを愛してくれることを相手に求めていて、恋人が自分以外の男性に接することを好みません。


それゆえに束縛が激しく、どこで何をしているのかを聞きたがったり、他の男性に会ってはいないかと疑ったりします。


恋人が男性のいる飲み会に行くなんて絶対に許しません。誰かに奪われることを恐れるというよりは恋人が他の男性に気移りして、自分を愛してくれなくなることを恐れています。


本当は自分の魅力に自信がないところもあるので、束縛に疲れた恋人がちょっと連絡を無視したり、冷たい態度を取ると、もう嫌われたかもしれない、自分を愛してくれないかもしれないと思って激しくヘコんでしまうのです。

愛されたい男の見分け方


愛されたい男の特徴が分かったところで、次は自分の彼氏や気になる男性が愛されたい症候群かどうか診断する方法をお伝えしましょう。以下の項目に当てはまるものがあれば、その男性は愛されたい症候群かも…。


返信が早い

メールやLINEを送るとすぐに返って来るし、やりとりが長く続いて終わらない。そんな男性は愛されたい男かもしれません。愛されたい男は恋人の行動を把握したいがために、常に恋人と連絡を取りたい、やりとりを長く続けて相手がどうしているのかを知りたいと思っています。


どんなにくだらない内容のメールやLINEでもすぐに返信をして、恋人とメールやLINEをするタイミングを逃さないようにします。


また途中で相手から返信が来なくなると、「どうしたの?」「仕事忙しい?」「時間できたらで連絡して」などの追撃メールやLINEを何度もしがち。しかし自分の仕事などでやりとりを続けられない場合は「〇時に休憩だからその時またLINEするね!」など、返信する時間を予告してやりとりを中断する律儀なところも。


メールやLINEでの繋がりが心の繋がりだと思っているので、連絡を取るという行為を非常に大切にしていて、相手にもそうして欲しいと思っています。


好きかどうか何度も尋ねてくる

愛されたい男はとにかく愛が欲しい、わかりやすい言葉や行動で愛情を表現して欲しいと思っています。「俺のこと好き?」と何度も尋ねてきたり、「ホントに好き?」と念を押したりすることも。そこで自分が望むような答えが返ってこないと拗ねたりちょっと不機嫌になったりします。


そしてまた、「俺のこと好き?」と、はっきり「好き」と言われるまで相手に尋ねます。しつこいと言われようが何と言われようが何度も言葉で自分が愛されているということを確かめたい、それが愛されたい男です。


他の男の話を出すと不機嫌になる

愛されたい男は自分だけを愛して欲しいので、恋人が世間話で他の男性の話を口に出すのを嫌がり、不機嫌になる傾向があります。すぐに「そいつのこと好きならそっちと付き合えばいいじゃん」なんて言ってしまうこともありますが、それは自分が不機嫌になっていることをアピールしているだけなので本心は全く違います。


とにかく自分のことだけを気にして、褒めて、認めて、愛して欲しいという欲求が強く、恋人が他の男性を褒めるなんてもってのほか。恋人にとってなんでも自分が一番でありたいと思っています。


自分のすごいところをアピールしてくる

仕事のハードさや社会的地位、または趣味、過去の部活動などの実績といった自分のスペックをとにかくアピールして、相手の関心を引こうとするのが愛されたい男。


すごいね、タフだね、よく頑張ったね、などという賞賛の言葉を相手から引き出すためにどんどん自己アピールを繰り広げます。


たとえば優しいなどのアピールではなく、年収や社会的地位など目に見えるものにこだわった自己アピールするのは、人から見てわかりやすいことを重視しているのと、自分の内面への自信の無さから。


スナックやクラブでホステスのお姉さん相手に自慢話や武勇伝ばかりするおじさんの心理に近いものがありますね。すごいと褒めざるを得ないくらいのアピールをするので、いつのまにか周りの女性を無料のホステス状態にさせてしまうのも、愛されたい男の特徴です。


付き合う前からこちらの行動を把握しようとする

まだ付き合ってもいない、というよりちょっとお互いに好意を抱いているくらいの状態でも、相手の女性が今どこでどうしているのか、どんなタイムテーブルで毎日行動しているのかを把握したがるのも、愛されたい症候群の男性にはありがち。


まだ付き合ってもいないのに独占欲が強いので、相手が男性と出会うことの多い職業であったり、男性を交えた飲み会に参加したりすれば、過剰に心配をしたり、そんな飲み会に行くの、と嫌がったりすることも。

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