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    義母の手料理にずっと覚えていた違和感→夫と冷蔵庫を確認した結果

    ライフスタイル

    冷蔵庫の奥にあったもの

    翌月の訪問日、夫を説得して一緒に冷蔵庫を確認してもらいました。義母が席を外した数分間で開けた冷凍室の奥に、日付の書かれたラベルが貼られたジップ袋がいくつも入っていました。どれも3カ月から半年前の日付です。中の肉は変色して、霜が厚くついていました。

    そのひとつを手に取ったところで、義母が戻ってきました。「うちはずっとこのやり方でやってきたの」。穏やかな口調でしたが、目が笑っていないことに気づきました。私の手からジップ袋をそっと取り上げようとしたとき、横から夫の声が響きました。「母さん、俺の嫁に何をしてるかわかってるのか」。義母のほうを向いた夫の声は、低く、震えていました。

    そして...

    義母は何も答えませんでした。夫は私の肩にそっと手を置いて、「俺たちはしばらくここには来ない」と告げました。義母の顔がこわばるのが見えました。玄関を出るとき、振り返りませんでした。

    車に乗り込んだあと、夫が「気づくのが遅くなって、ごめん」とハンドルを握ったまま言いました。私は何も言えず、ただ夫の手に自分の手を重ねました。あの食卓で何が起きていたのか、全部わかったうえで夫が私を選んでくれたこと。それだけで、喉の奥に詰まっていたものが、すっと溶けていくのを感じました。

    (20代女性・専業主婦)

    本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

    (ハウコレ編集部)

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