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    料理一つでキレた妻を父さんと母さんに通報した俺→妻が見せた写真3枚で立場が逆転した話

    ライフスタイル

    妻が見せた3枚の写真

    妻が俺の手からスマホを取り、カメラを床に向けたとき、画面の向こうで父さんと母さんの表情がこわばりました。「義父さん、義母さん。これを見てください」と妻はそっと言いました。「私が作ったご飯です。息子さんが手で払いました」。続けて妻はアルバムから写真を画面に近づけました。割れた皿、ひっくり返った鍋、踏み潰されたサラダ。「これは先月、これは2週間前、これは先週です。ずっと我慢してきました」。父さんの視線が、ゆっくりと俺のほうへ移ってきました。子どもの頃に何度も浴びた、あの目でした。「お前、何やってるんだ」。低くて重い声でした。母さんは「嫁子さん、ごめんなさい。私たち、息子の言うことだけを聞いていました」と頭を下げていました。俺は床のシミから目を外せませんでした。

    そして...

    その夜、父さんと母さんは家まで来ました。床に膝をついて一緒に煮物を片付けながら、父さんは「これは俺の悪い癖だ。お前に移ったのは、俺が直してこなかったせいだ」とぽつりと言いました。横で聞いていた母さんが「私もずっと、同じことをされていたの」と妻のほうを見ました。覚えていない自分が、いつの間にか父さんと同じことをしていました。

    俺はその夜、まず父さんと母さんに頭を下げました。妻にはまだ、ちゃんと顔を上げて謝れていません。許してくれと言える立場ではないと、ようやくわかったからです。妻が床にしゃがんで煮物を拭く後ろ姿を、これからは見ないで済むように。それだけのことを、俺はこの歳になってやっと自分に約束しました。

    (30代男性・会社員)

    本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

    (ハウコレ編集部)

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