
初旅行は楽しく終わったと思っていた私→写真を送り合ったあと、友達との連絡が途切れました
コラム
帰りも、時間はあると思いました
最終日、帰りの空港で限定菓子の店を見つけました。旅行前から気になっていたものです。店の前には列ができていました。搭乗開始は近づいていましたが、締め切りまではまだ時間がありました。「あれ買いたかったんだよね」と言って列へ向かうと、友達から、「もう搭乗始まるよ」と言われました。私は、「まだ締め切りまで時間あるよ。このくらいならいけそう」と答えました。すると友達は、「私は先にゲート行くね」と言いました。「うん、あとで行く」と返しました。私はそのまま列に並びました。思っていたより時間がかかり、商品を受け取ったころには余裕がなくなっていました。紙袋を抱えて搭乗口まで走りました。なんとか間に合い、「危なかった」と言いながら友達の隣へ座りました。それ以上、その話はしませんでした。
そして...
帰宅してから、私たちは旅行中に撮った写真を送り合いました。友達が写っているものをまとめて送り、友達からも私の写真や2人で撮った写真が届きました。「ありがとう」とやりとりしました。それが最後です。あれから、私からも連絡していません。最初は、旅行を境に何かが変わったとは思っていませんでした。でも時間がたつにつれ、行きと帰りの空港のことを思い出すようになりました。行きも帰りも似たところがありました。私は、そのあと予定どおり進めるかどうかばかりを気にしていたのだと思います。友達が最初の空港で1人になったことも、帰りに私を待つかどうかを自分で決めなければならなかったことも、当時はほとんど考えていませんでした。写真はそのまま残っています。ただ、同じ旅行を思い出していても、私と友達では気になっている場面が違うのかもしれないと、今は思っています。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)





























