
次に誘う店まで決めていた初デート→彼女から3000円を渡された俺が、駅まで言えなかったこと
コラム
送れなかった誘いと、送った質問
「今日は楽しかった。ありがとう」
彼女からそう届いて、俺は既読をつけたまま考えました。楽しかったのなら、なぜ半分だったのか。誘いの代わりに、俺は「今日、楽しくなかった?」と送りました。
楽しかった、どうしてそう思ったのか、と返ってきたので、割り勘を友達としての線引きだと受け取ったのだと、そのまま打ちました。届いたのは、俺の決めつけと反対の内容でした。
「逆だよ。奢ってもらうと、次に会う理由をもらった気がして落ち着かなかったの」
好きな人には出したいと思っていた、と考える前に返していました。少し間があって、それは嬉しいけれど、好きな人だからこそ半分出したいのだと返ってきました。
俺は財布の別の場所にある3000円を思い出しました。彼女にとって割り勘は、次も対等に会うためのものだった。俺はそれを、次はないという線引きだと受け取っていた。
保存していた店は、次の次に取っておくことにして、短く送りました。
「じゃあ次は、店を決めるのそっちに任せていい?」
「いいよ。その代わり、半分は出してね」
そして...
次に行きたい店の候補が、地図の画面ごと3つ届きました。俺はそれを、前から入っていたブックマークの隣に並べました。3000円は普段使う側へ移し、次は会計になる前に、どう払うか彼女に聞くつもりです。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)





























