
最後の打ち上げに行きたくて、彼女との映画を断った俺→彼女についた嘘
コラム
送信するとすぐに、彼女から優しい返事が届きました。帰りの電車で次に届いたのは、1枚の写真と短いメッセージ。20分かけて、俺はようやく本当のことを打ちました。
出かける準備をしていると、大学時代のフットサル仲間のグループチャットが鳴りました。チームの解散が決まり、今日がその打ち上げだという知らせです。彼女との映画の約束と、ちょうど重なる時間でした。
「これが最後だから」と届いたメッセージ
俺は一度、「ごめん、今日は彼女と約束ある」と書き込みました。すると、仲間の1人から個別にメッセージが届きました。
「これが最後だから」
「少しでも顔出せない?」
来月から遠くの支社へ行く友人です。大学1年から同じチームでボールを追ってきた相手でした。最後なら仕方ない。そう決めたものの、彼女に本当のことを書く気持ちにはなれませんでした。
本当のことの代わりに送った2行
「友達の最後の打ち上げに行きたい」と書けば、楽しみにしていた映画より友達を選んだことになる。体調のせいにしたほうが、彼女を傷つけずに済む気がしました。本当は、自分が責められたくなかっただけです。
「体調悪い」
「ごめん、映画また今度でもいい?」
返事はすぐに届きました。
「大丈夫?ゆっくり休んでね」
責める言葉がどこにもない返事を、長くは見ていられませんでした。頭を下げるスタンプだけ返して、家を出ました。
店では友人に肩を組まれ、昔の試合の話で大きな声で笑いました。誰かがスマホを向けていたのは覚えています。それが投稿されるとは考えもしませんでした。
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帰りの電車で届いた一言




























