
同期の彼氏に会ってから、ランチの誘いを断り続けた私の本音
コラム
笑える自信がなかった
お菓子のお礼のメッセージには、短い返事しか送れませんでした。おいしかったと笑う2人を想像すると、画面をすぐに閉じてしまうのです。ランチに誘われるたび、仕事を理由に断りました。
友人に非がないことは、分かっていました。それなのに、顔を見るたび、あのカフェラテと挨拶の予定が頭に浮かびました。休憩中マグカップを手にしたまま行ってしまったのは、その場で笑える自信がなかったからです。
そして...
エレベーターホールで2人きりになったとき、友人が口を開きました。
「私、何かしちゃった?」
階数表示から目を離せないまま、少し間を置いて答えました。
「違うの。少しだけ時間ちょうだい」
到着したエレベーターには乗らず、階段へ向かいました。時間があれば、何が変わるのか。下に見ていた相手に先を越されて悔しいと、自分の中で認めるまでの時間だったのかもしれません。
デスクに戻ってメッセージを開き、「おめでとう」と打ちましたが、結局、送信ボタンは押さないまま画面を閉じました。
(20代女性・営業事務)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























