
「このグレーの服の人よりかわいいって言われた!」居酒屋の写真つきで届いた同期の誤送信→グレーの服は私でした
コラム
何もなかったように
次に出社すると、同期はいつもどおり「おはよう」と声をかけてきました。私も同じ調子で「おはよう」と返しました。写真のことには、どちらも触れませんでした。
それからは、ランチの誘いを仕事を理由に断ることが増えました。責めたかったわけではありません。ただ、前と同じ距離で笑える自信がなかったのです。
空いた時間は、仕事に回しました。会議で新しい案件の担当を募られると、真っ先に手を挙げました。比べられる側でいるより、自分で結果を出す側にいたかった。
そして...
それから半年ほどで、同期の中で最初に昇進が決まりました。辞令を受け取った日に着ていたのは、あのグレーの服です。
その帰り道、同期から久しぶりにメッセージが届きました。
「昇進おめでとう」
その1つ上には、私の「そのグレーの服の人って私だよね?」が残ったままでした。答えの来なかった問いを少し眺めてから、「ありがとう」とだけ返しました。
あの写真を、同期は本当は誰に送るつもりだったのか。なぜ私の問いには答えなかったのか。半年たった今も、分からないままです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























