親友の結婚式で、ご祝儀を渡せなかった私が笑ってしまった理由

コラム

財布に入れたままの袋

入社して初めての給料が入ったのは、式から2ヶ月ほどたったころです。ご祝儀袋を買い、新札をそろえて財布に入れました。渡すなら直接会って、遅れた理由もきちんと話したい。そう考えて日程を探しているうちに、半年前から決まっていた旅行の出発日が来てしまいました。

旅先の写真は、いつものようにSNSに載せました。

帰国してすぐ、彼女にメッセージを送りました。

「帰ってきたよ!今度ごはん行こう」

「ごめん、最近ちょっと忙しくて。また連絡するね」

その後も何度か誘いましたが、返ってくるのは似たような返事ばかり。自分の投稿を見返して、ようやく思い当たりました。ご祝儀を後回しにして遊んでいるように見えても、おかしくなかったのだと。

そして...

ご祝儀袋は、今も財布の内ポケットに入ったままです。送金ならすぐに済むのに、それだけはしたくありませんでした。

数日前、もう一度だけ送りました。

「少しだけでいいから、会えないかな」

既読はつきましたが、返事はまだ届いていません。財布を開くたびに、角の折れかけた袋が目に入ります。

(20代女性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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