
義実家で家を買う話をしたら→「家計簿見せてちょうだい」義母が家計に口を出してきた
コラム
家を買う話をした日から、義母の質問は止まりませんでした。そしてある休みの日、夫の留守に和菓子の箱を手にした義母が、我が家へやって来たのです。
座敷のテーブルに置いた住宅展示場のパンフレットを、義母が手に取りました。めくっていくのは、間取りではなく価格の載ったページばかりです。家を買う話は、義両親に軽く報告するだけのつもりでした。
パンフレットをめくる義母の質問
夫と2人で義実家へ食事に行った日のことです。座敷には義両親と夫、私の4人がいました。夫が住宅展示場の話を始めると、義母はすぐにパンフレットを開きました。
「これ、月々いくらで組むつもりなの?」
「今の家賃と同じくらいかな」
夫がそう答えると、義母は私のほうを向きました。
「毎月いくら残ってるか、分かってる?」
結婚して3年、家計は夫と話し合って回してきました。誰かに採点してもらうためのものではありません。湯のみを置いて、明るい声で返しました。
「そこは2人で考えてますから」
義母は「ふうん」とだけ言ってパンフレットを閉じ、テーブルの端へ押しやりました。帰り際、私はパンフレットをバッグの一番奥にしまいました。
我が家に届き続けた義母からのメッセージ
それから、義母から私宛てにメッセージが届くようになりました。
「食費は月にいくらくらいにしてるの?」
「車はどうするの?」
返信を考えているうちに、次の質問が並びます。夫に画面を見せても、「母さん、気になると止まらないんだよ」と苦笑いするだけでした。当たりさわりのない返事を送るたび、自分の家の財布を少しずつ開けられていくようでした。
次の休み、義母が「近くまで来たから」と和菓子の箱を手に我が家へやって来ました。夫は仕事で留守です。リビングのテーブルでお茶を出すと、義母は箱を開けるより先に切り出しました。
「家計簿見せてちょうだい」
両手で包んでいたマグカップを、私はそっとテーブルに置きました。
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ベランダのガラス戸を閉めた夫




























