義実家で家を買う話をしたら→「家計簿見せてちょうだい」義母が家計に口を出してきた

コラム

ベランダのガラス戸を閉めた夫

「それは、お見せできません」

義母は湯のみを置き、眉をひそめました。

「見せられないようなお金の使い方をしてるの?」

返事を待たずに、義母はバッグを肩にかけて立ち上がりました。テーブルには、手つかずの和菓子の箱が残りました。

その日のうちに、義母からもう一通届きました。

「家を買うなら、一度私に全部見せなさい」

帰ってきた夫に、何も言わずスマホを渡しました。夫は最初の質問まで画面をさかのぼり、黙って読み続けます。それから、義母に電話をかけました。

「母さん、もうやめろよ」

聞き慣れない低い声でした。夫はそのままベランダへ出て、ガラス戸を閉めます。こちらに向いた背中が、ときどき首を横に振るのが見えるだけでした。

戻ってきた夫は「もう大丈夫だと思う」とだけ言って、私のマグカップにお茶を足してくれました。

そして...

その日を境に、義母からのメッセージは届かなくなりました。

しばらくして、義母から夫に「2人で顔を見せに来て」と連絡がありました。座敷に通されると、あの日パンフレットを広げたテーブルの向かいで、義母が背筋を伸ばして座っていました。私たちの顔を見てから、ゆっくり口を開きます。

あれほど引かなかった義母が、なぜ急に何も言ってこなくなったのか。ベランダの電話で、夫と義母の間に何があったのでしょうか。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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